2010年09月28日「大阪国際空港の活用・運用等に対する国の責務に関する件(陳情)」提出

    現在、国では、成長戦略会議の報告に基づき、大阪国際空港の民営化及び同空港・関西国際空港の経営統合を具体化する方策について検討中であり、このための関係法案を来年の通常国会へ提出する方針で準備が進められています。

    この報告では、大阪国際空港を関西国際空港の補完的空港と位置付け、将来的には「廃港・関空への一元化を検討する」と明記されるなど、空港周辺地域に は、関空のバランスシートを改善するという目的のための手段のように扱われるのではないかとの強い疑念と不安が広がっています。

    関西圏域の将来に対する大阪国際空港の有用性を確信する空港周辺地域にとって、利用者利便性に立脚した同空港の一層の最適活用こそが、今次の経営統合の基本方向であり、関空のバランスシートの改善に大きく寄与することになるものと理解しています。

    空港周辺住民等の長年にわたる真摯な努力と取組みにより、空港との共生に対する認識が深まっている現在、開港以来、大阪国際空港を直轄管理してきた国と して、安全・環境対策に係る国の継続的な責任はもとより、これまでの対応の検証を踏まえ、同空港の活用・運用に係る基本方向を明確にしておくべき責務を有 するものといわなければなりません。

    よって、 国は今秋にも具体の方針を地元に協議したいとの意向ですが、その際、国の責任において大阪国際空港のあるべき基本方向の明確化が不可欠と考えますので、兵庫県議会におかれても、下記事項を内容とする意見書を国に提出するよう強く要望します。

 

                               記

 

≪国内の基幹空港≫

① 大阪国際空港は、関西国際空港の補完的空港とするだけでなく、従来と同様、 国内線の基幹空港と位置づけること

 

≪大阪国際空港のフル活用≫

② 両空港の活用・運用は、経営統合の実を上げる観点からも、関西の航空需要を 縮小させる従来の運用に係る真摯な反省を踏まえ、利用者利便性(需要サイド)を 重視する原則のもとで需要の最大化を指向する最適活用を基本とすること

 

≪ジェットプロペラ枠の廃止≫

③ 特に大阪国際空港については、機材の低騒音化や小型化の実情にかんがみ、周辺地域の環境への十分な配慮のもと、現行の運用制限につき、現行便数の総枠内での柔軟な運用など可能なものから見直すことにより、利用者利便性に立脚する有効活用を基本方向とすること

 

≪長距離便の増便・近距離国際線の就航≫

④ 騒音の制限と直接関係しないにもかかわらず大幅な減便等が行われている国

内長距離路線の増便・復便、そして利便性が高いことから、周辺地域から要望の 強い近距離国際便の就航について、優先的に実現を図ること

 

≪安全・環境対策は国の責務≫

⑤ 安全・環境対策については、長期にわたる歴史的経過を重く受けとめ、最重点 の課題として、引き続き確実で充実した実施についての国の責務を果たすこと

 

 

以上
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