2019年07月01日「大阪国際空港と周辺地域の活性化について(要望)」提出 10市協 藤原会長宛

大阪国際空港と周辺地域の活性化について(要望)

 

平素は、大阪国際空港の発展に尽力されるとともに、騒音問題をはじめとする様々な問題に ご対応されていることに対し、衷心より敬意を表します。

また、当協議会の活動につきましても、格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

さて、関西では、今年「ラグビーワールドカップ」、そして2020年に「東京オリンピック、パラリンピック」が、さらには2021年に「ワールドマスターズゲームズ」、2025年には待望の「日本国際博覧会」が開催されます。関西発展の起爆剤となるこうした大型イベントが続くなか、大阪国際空港の活用が関西全体の航空需要の拡大と、関西経済のさらなる成長発展に繋がるものと期待しています。

こうした中、本年5月11日に開催された「関西3空港懇談会」において、大阪国際空港と関西国際空港および神戸空港の役割分担・運用について、今後の取組・課題が整理されたところです。

関西経済連合会事務局が公表した「関西3空港懇談会 取りまとめ概要」によると、大阪国際空港につきましては、「短期・中期以外の課題」として議論するにとどまりました。課題としては「存続協定を尊重し、地元関係者と対話しながら取組を進めることが重要。運用時間外の発着便や代替着陸便等については、関係者と連携して定時運航率の向上などに取り組み、周辺環境の改善への努力と利用者利便の向上を図る」とし、大阪国際空港の将来像については、これらの課題解決を図った上で、「存続協定や国の経営統合基本方針、地元の意向、短中期の取組等を踏まえ、また、将来の大幅な需要変動を見据えて、国際便の就航可能性を含めた今後のあり方について、状況に応じて議論する」とされ、規制緩和等運用についての議論は先送りされた感が否めません。

関西3空港一体運営という新たな局面を迎えた今、安全や環境への配慮は当然のこととして、大阪国際空港のみならず関西3空港の将来像の議論をスタートさせるためにも、先ずは地元関係者による遅延便や騒音問題等の課題解決が求められています。

大阪国際空港周辺都市対策協議会におかれましては、騒音問題等地元関係者との直接対応を担っておられます。さらなるご尽力を頂きます様お願い致します。

当協議会としましては、大阪国際空港と周辺地域の活性化に向けて取り組んで頂きたい事項を下記の通り要望致します。

 

 

(1)運用時間制限による遅延便の弾力的な取り扱い

現在、大阪国際空港の運用時間制限による遅延便取り扱いは、原則、天候悪化による上空待機や急病人の発生等の場合のみ受け入れられ、出発地における遅発の場合は、関西国際空港へのダイバートとなっています。

さらに、予め21時を過ぎる場合は、当該便が欠航となり、一部は関西国際空港へ臨時便として運航されています。その際、利用者の大半は帰宅が深夜となり、時間と労力に多大な損失を被ることとなります。航空会社が公共交通機関としての役割を充分に果たせていない状況となっています。

本件につきましては「関西3空港懇談会」でも課題として挙げられており、先ずは遅延便の弾力的な取り扱いに向け、鋭意、関係各所に働きかけて頂きたい。

 

(2)将来の近距離国際線の就航

将来、利用者ニーズが益々高まっている近距離国際線の就航を要望します。

現在、大阪国際空港を発着する国際チャーター便は、オウンユースチャーター便に限り運航が認められております。

関西国際空港のネットワークを毀損しないよう、就航時間、就航先などの事前調整を前提として、オウンユースチャーターから包括旅行チャーター実施への規制緩和に向け、関係各所に働きかけて頂きたい。

 

以 上

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