2018年09月11日「大阪国際空港と周辺地域の活性化について(要望)」 提出 石井国交大臣宛

大阪国際空港と周辺地域の活性化について(要望)

 

平素は、大阪国際空港の発展に尽力されるとともに、騒音問題をはじめとする様々な問題にご対応されていることに対し、衷心より敬意を表します。

また、当協議会の活動につきましても、格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

さて、関西エアポート株式会社による大阪国際空港と関西国際空港、神戸空港の関西3空港一体運営が始まり、関西3空港が一つの空港システムとして最適運用されることにより、空港の機能と魅力が一段と向上していくものと思われます。

大阪国際空港では、中央エリアおよび屋上エリアで商業施設の全面改装が行われたことにより、空港機能や地上アクセスへのスピーディな乗り継ぎなど、利便性は大幅に向上したところです。

さらに関西では、今秋に2025年「国際博覧会」の招致結果が判明し、2019年には「G20サミット」や「ラグビーワールドカップ」の開催、そして2020年「東京オリンピック・パラリンピック」、2021年には「ワールドマスターズゲームズ」の開催が決まっています。関西発展の起爆剤となるこうした大型イベントが続くなか、民間のノウハウを最大限に活用することで、当空港の利用者が増加し、ひいては関西全体の航空需要の拡大と、関西経済のさらなる成長発展に繋がることを期待しています。

当協議会が長年取り組んできた大阪国際空港の活性化に向けた陳情・要望活動につきましても、ようやく実を結びつつあり、当空港の利便性や地元周辺地域の活性化は、着実に進展しています。一方で、増大するインバウンドへの対応、将来予想される南海・東南海地震等大型災害に対する備えなど、大阪国際空港の機能充実がより一層求められるところです。

また、関西3空港一体運営という新たな局面を迎えた今、安全や環境への配慮は当然のこととして、「存続協定」に記されているダイヤ設定時間が充分に活用されていない課題や、「関西3空港の役割分担」など関西の空港政策を抜本的、総合的に見直す時期に来ているものと思われます。

当協議会としましては、大阪国際空港と周辺地域の活性化に向けて取り組んで頂きたい事項を下記の通り要望致します。

(1)運用時間制限による遅延便の弾力的な取り扱い

現在、大阪国際空港の運用時間制限による遅延便取り扱いは、原則、天候悪化による上空待機や急病人の発生等の場合のみ受け入れられ、出発地における遅発の場合は、関西国際空港へのダイバートとなっています。また、予め21時を過ぎる場合は、当該便が欠航となり、一部は関西国際空港へ臨時便として運航されています。その際、利用者の大半は帰宅が深夜となり、時間と労力に多大な損失を被ることとなります。航空会社が公共交通機関としての役割を充分に果たせていない状況となっています。

また、利用者需要の高い18時~20時台の1時間当たりの着陸回数が、18回から20回に改善されたものの、現状の厳格な運用に伴い本来なら21時までダイヤ設定が可能であるにも関わらず、現在でも最終便は20時35分着となっております。航空会社のダイヤ設定においても、現状の運用がネックとなっていることは明確であり、弾力的な取り扱いをお願いしたい。

 

(2)新しい航空政策の構築

大阪国際空港、関西国際空港、神戸空港の関西3空港は、関西エアポート株式会社による一体運営が実現されました。新たな局面を迎えた今、関西全体の航空需要の拡大と、関西経済のさらなる成長発展に向けて、「関西3空港の役割分担」の見直しに向けた議論が早々にも始められるものと期待されますが、その際には利便性の高い大阪国際空港がその機能を充分発揮できます様、お力添え頂きたい。

 

(3)近距離国際線の就航

大阪国際空港を発着する国際チャーター便については、オウンユースチャーター便に限り運航が認められております。関西国際空港のネットワークを毀損しないよう、就航時間、就航先などをご調整頂き、特に地元経済界から期待が高まる近距離国際線の将来的な就航にむけ、オウンユースチャーターから包括旅行チャーター実施への規制緩和をお願いしたい。

                                                                                                                                           以 上

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