2017年09月19日「大阪国際空港と周辺地域の活性化について(要望)」提出 関経連松本会長宛

大阪国際空港と周辺地域の活性化について(要望)

 

平素は、関西ビジョンの実現に向けて、実践的な活動を展開されていることに対し、衷心より敬意を表します。

また、当協議会の活動につきましても、格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

さて、平成28年4月、空港コンセッション事業としては国内初の民間会社による大阪国際空港・関西国際空港両空港の一体運営が実現し、両空港の旅客数は順調に推移していると聞き及んでいます。

現在、大阪国際空港では東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年の完成を目標に、ターミナルビル改修工事が進んでおります。空港機能や地上アクセスへのスピーディな乗り継ぎ向上等スマートな都市型先進空港へ生まれ変わるものと期待しております。今後も民間のノウハウを最大限に活用することで、当空港の利用者が増加し、ひいては関西全体の航空需要の拡大と関西経済の更なる発展に繋がるものと確信しています。

一方で、機材の低騒音機化、関西3空港一体経営への移行、インバウンド時代の到来、将来予想される南海・東南海地震等大型災害に対する備え等空港を取り巻く環境は大きく変化してきております。

しかしながら、要望事項の通り、存続協定に記されているダイヤ設定時間が充分活用されていない等、解決していかなければならない課題も未だに残っております。

新たな局面を迎えた今、安全、環境への配慮は当然のこととして、関西3空港の役割分担など関西の空港政策を抜本的、総合的に見直す時期に来ているのでないかとも思われます。

当協議会としましては、大阪国際空港と周辺地域の活性化に向けて取り組んで頂きたい事項を下記の通り要望致します。

(1)運用時間制限による遅延便の弾力的な取り扱い

現在、大阪国際空港の運用時間制限による遅延便取り扱いは、原則、天候悪化による上空待機や急病人の発生等の場合のみ受け入れられ、出発地における遅発の場合は、関西国際空港へのダイバートとなり、また、予め21時を過ぎる場合は、当該便が欠航便となり、一部は関西国際空港へ臨時便として運航されています。その際、利用者の大半は帰宅が深夜となり、時間と労力に多大な損失を被ることとなります。航空会社が公共交通機関としての役割を充分に果たせていない状況となっています。

また、利用者需要の高い18時~20時台の1時間当たりの着陸回数が、18回から20回に改善されたものの、現状の厳格な運用に伴い本来なら21時までダイヤ設定が可能であるにも関わらず、平成29年6月現在でも最終便は20時35分着となっております。航空会社のダイヤ設定においても、現状の運用がネックとなっていることは明確であり、弾力的な取り扱いに向け関係各所に働きかけて頂きたい。

 

(2)近距離国際線の就航

大阪国際空港を発着する国際チャーター便については、オウンユースチャーター便に限り運航が認められております。関西国際空港のネットワークを毀損しないよう、就航時間、就航先などをご調整頂き、将来の近距離国際線の就航にむけ、オウンユースチャーターから包括旅行チャーター実施への規制緩和に向け関係各所に働きかけて頂きたい。

 

(3)新しい航空政策の構築

大阪国際空港、関西国際空港、神戸空港の関西3空港は、民間による一体運営が実現する運びとなりました。関西3空港の役割分担が見直されることが予想されます。関西3空港懇談会の再開とその際利便性の高い大阪国際空港がその機能を充分発揮できます様、関係各所に働きかけて頂きたい。

以 上

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